『毛嚢炎』って何？ どこにできるの？ 予防は？

 

◆ 『毛嚢炎』って何？

まず、『毛嚢炎』とは何でしょうか？

『毛嚢炎』は、肌に突然現れる小さな赤いブツブツ。見た目はニキビに似ていますが、ちょっと違います。

簡単に言うと、毛穴に細菌が入り込み、炎症を引き起こす状態です。

『毛嚢炎』は、毛穴の中の毛根の部分が細菌感染を起こすことで発生します。この細菌は、通常は私たちの皮膚に無害に存在している黄色ブドウ球菌などです。

 

 

 

 

 

◆ 『毛嚢炎』の出来る原因は？

脱毛後が注意が必要：
脱毛レーザーや光脱毛など、照射後に毛根部に熱が加わり雑菌が入り込むことがあります。また、一時的に肌にダメージを受けているため、肌の免疫力も低下しています。皮膚に刺激を与えず保湿など脱毛後のケアをしっかり行ってください。

 

肌の免疫力の低下：
肌の免疫力が下がると毛嚢炎ができやすくなります。肌本来のバリア機能が正常に働かなくなり、外部からの刺激や雑菌、乾燥などから肌を守れなくなります。

 

ムダ毛の自己処理のしすぎ：
髭剃りやムダ毛の自己処理によって皮膚を傷つけると毛嚢炎ができやすくなります。カミソリや脱毛クリームで皮膚を傷めたり、毛抜きで毛根を傷つけてしまうことが多いため、自分でムダ毛処理をしたい場合は、電気シェーバーを利用すると皮膚への負担が少なく、毛嚢炎になるリスクも低くなります。

 

 

 

 

 

◆ 『毛嚢炎』ができやすい場所とは？

全身どこにでも起こります。

毛穴が集中している顔や背中などに出来やすく、続いて首の後ろ(うなじ)、太もも、臀部など擦れやすいところにも出来ます。
特にデリケートゾーンなどムダ毛が多い箇所は蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすいため注意する必要があります。

男性の場合、髭剃りで切り傷などを作りやすい顎から頬、口回りに多く出来てしまいます。

 

 

◆ 『毛嚢炎』の対処法とは　

清潔を保つ：
　まずは、毛嚢炎ができた部分を優しく洗い、清潔に保つことが大切です。抗菌作用のある洗浄剤を使うと効果的です。

 

抗生物質の使用：
場合によっては、医師の所見が必要な事もあり、その場合は抗生物質のクリームや内服薬を処方してくれることもあります。

 

避けるべきこと：
『毛嚢炎』を潰したり、引っ掻いたりしないように注意しましょう。これは感染を広げる原因になります。

 

 

 

 

 

 

 

◆ 『毛嚢炎』の予防法とは　

毛嚢炎を予防するためのポイントをいくつかご紹介します

 

毎日のスキンケア：
　体を毎日清潔に保つことが大切です。特に運動後や汗をかいた後はしっかり洗い流しましょう。
脱毛後の場合は、敏感肌用ローション、もしくは脱毛専門ローションなどの使用がお勧めです。

「うなじ脱毛」の場合は特にボディクリームは枕や洋服の衿などの雑菌を寄せ付けやすくなってしまいます。お気を付けください！

バランスの取れた食生活とストレス管理：
栄養バランスの取れた食事や、適度な運動やリラクゼーション法でストレスを減らすことに心がけ、免疫力を高めましょう。

 

 

 

『毛嚢炎』は誰にでも起こりうる肌のトラブルですが、正しい対処法と予防法を知っていれば、大きな問題にはなりません。

 

毎日のちょっとしたケアで、『毛嚢炎』とはサヨナラできるかもしれません。

 

さあ、今日から実践して、『毛嚢炎』知らずのツルツル肌を目指しましょう！